マンジャロの流行、すごいですよね、、
「打つだけで痩せる魔法の薬」なんて言われたら、誰だって心が揺らぐものです。
しかし、その「魔法」の裏側にあるリアルな代償と、ダイエットにおいて正しいやり方をご紹介します。
少し長くなりますが、これからダイエットを考えている人、マンジャロを迷っている人には絶対に知っておいてほしい内容を詰め込みました。
マンジャロの副作用と、痩せたその先にある「落とし穴」
最近、SNSを開けば「医療ダイエット」の広告が出てくる事が多くありませんか?
特にマンジャロは、従来のGLP-1受容体作動薬に加え、GIPというホルモンにも作用する「ダブルの力」で、確かに体重減少効果を期待できます!
しかし、糖尿病治療薬として開発されたこの薬が、なぜこれほどまでに美容目的で広まったのか。それは単純に「食べられなくなるから」です。
でも、この「食べられなくなる」という状態、文字で見るほど生易しいものではありません。
1. 逃げ場のない「吐き気」と胃腸障害

マンジャロを使った人の多くが最初に直面するのが、強烈な消化器症状です。
「つわりがずっと続いている感じ」「二日酔いが24時間抜けない」――経験者は口を揃えてこう言います。
薬が効いている間、胃の動きが極端に抑制されます。
食べたものがいつまでも胃に残っている感覚。
これによって食欲が消えるわけですが、それは「お腹がいっぱいで幸せ」ではなく、
「気持ち悪くて食べ物を見たくない」というネガティブな抑制です。
便秘や下痢も頻発します。胃腸が正常に動かないことで、数日間お通じが止まり、
お腹がパンパンに張って苦しい思いをする人もいれば、逆に水のような下痢が止まらず、
日常生活に支障をきたす人もいます。仕事中に襲ってくる急激な腹痛や吐き気。
これを「痩せるための我慢」と割り切れるでしょうか?
2. 低血糖とふらつき、倦怠感

「食べない」ということは、当然エネルギーが入ってきません。
しかし薬によって血糖値は強制的にコントロールされています。
ここで起こるのが低血糖です。
急な冷や汗、手足の震え、動悸、めまい。ひどい場合は意識が遠のくこともあります。
さらに、「だるさ」が抜けなくなります。体はエネルギー不足で悲鳴を上げているのに、
脳は「食べなくていい」と指令を出す。この矛盾した状態に、体はずっとストレスを感じ続けます。
「痩せたけど、なんとなくずっと元気がない」「階段を登るだけで息切れする」。そんな状態が続くのです。
3. 「マンジャロ顔」と老け見えのリスク

これが女性にとって、あるいは見た目を気にする人にとって一番恐ろしい副作用かもしれません。
短期間で急激に体重を落とすと、皮膚の収縮が追いつきません。
さらに、必要な栄養素(タンパク質など)が不足した状態で痩せるため、顔の脂肪や筋肉がげっそりと落ちてしまいます。
結果、頬がこけ、目元がくぼみ、ほうれい線がくっきり刻まれる。
いわゆる「老け見え」です。
体重計の数字は減った。
でも鏡に映っているのは、理想としていたキラキラした自分ではなく、
どこかやつれて疲れた自分。これでは何のためにダイエットをしたのか分かりませんよね。
4. メンタルへの影響と依存性

「食べること」は本来、人間にとって大きな喜びの一つです。
美味しいものを食べて「幸せ〜!」と感じるあの瞬間。
マンジャロは、その喜びさえも奪ってしまうことがあります。
食に対する興味が失われることで、うつ状態のような無気力感に襲われる人もいます。
そして一番怖いのが「やめたら戻る」という恐怖心への依存です。
「この注射をやめたら、また食欲が爆発して太るんじゃないか」という不安から、
高額な薬代を払い続け、副作用に耐え続けるループから抜け出せなくなるのです。
「痩せる」と「やつれる」は違う。リバウンド地獄への入り口
マンジャロで落ちた体重の正体、考えたことはありますか?
脂肪も落ちていますが、同時に大量の「筋肉」も失われています。
食事量が極端に減り、タンパク質不足の中で体重が減る時、体は生命維持のために筋肉を分解してエネルギーに変えます。
筋肉が減るということは、「基礎代謝」が落ちるということです。
つまり、「前よりも太りやすく、痩せにくい体」に作り変えられているのです。
薬をやめれば食欲は戻ります。でも、代謝は落ちたまま。
そこで待っているのは、以前と同じ食事量に戻しただけで激太りする「スーパーリバウンド」です。
この時につくのは、残念ながら筋肉ではなく、すべて脂肪です。
結果、体重は元通り(あるいはそれ以上)になっても、体脂肪率は以前より高い、だらしない体型になってしまうのです。
結論:最短にして最強の道は「パーソナル×脂質制限」

薬のリスク、リバウンドの恐怖、老け見えの可能性。
これらを知った上で、それでもあなたは薬に頼りますか?
遠回りに見えるかもしれませんが、結局のところ、王道こそが最短の近道なんです。
私がたどり着いた結論、そして心からおすすめしたい「本当に美しい体を作る方法」。
それは、「パーソナルトレーナーをつけて、脂質制限(ローファット)ダイエットを行うこと」です。
なぜ、これがベストなのか。理由は明確です。
理由1:プロによる「強制力」と「安全性」
ダイエットにおいて最大の敵は「自分の甘え」と「間違った知識」です。
パーソナルトレーナーをつける最大のメリットは、逃げ場のない環境を作ることではありません。
一番は、「あなたの骨格や筋肉の癖を見抜き、怪我なく限界まで追い込んでくれること」です。
一人でのトレーニングは、どうしても「辛くなったらやめる」というブレーキがかかります。
でもトレーナーがいれば、あと3回、あと1セット、自分一人では絶対に到達できない領域まで筋肉を刺激してくれます。
そして何より、誰かが伴走してくれるというメンタル面の支えは、薬なんかよりもずっと強力な精神安定剤になります。
「次のセッションまでに結果を出したい」というモチベーションこそが、成功の鍵です。
理由2:糖質制限ではなく「脂質制限」こそが正義
世の中には「糖質制限(ケトジェニック)」が溢れていますが、私はあえて「脂質制限(ローファット)」を強く推します。
なぜか? それは「お米(炭水化物)が食べられるから」です。
炭水化物は、筋肉を動かすガソリンです。
パーソナルトレーニングでしっかりと筋肉を動かし、代謝を上げるためには、ガソリンが必要です。
糖質をカットしてフラフラの状態でトレーニングをしても、質の高い筋肉はつきませんし、
日常生活のパフォーマンスも落ちます。仕事中に頭が回らなくなるなんて、本末転倒ですよね。
脂質制限は、揚げ物や脂っこいお肉、洋菓子などを控える代わりに、お米や和菓子、お蕎麦などは食べられます。
日本人にとって、お米を食べられるダイエットほどストレスが少なく、継続しやすいものはありません。
「しっかり食べて、しっかり動く」。
食べた炭水化物をトレーニングのエネルギーに変え、筋肉を育て、寝ている間も脂肪が燃える
「燃焼ボディ」を作る。これこそが脂質制限と筋トレの最強のシナジーです。
理由3:一生モノの知識と習慣が手に入る
マンジャロは、打つのをやめれば効果が消えます。
でも、パーソナルトレーナーから学んだ「食事の選び方(PFCバランスの知識)」や「正しいトレーニングフォーム」、「自分の体の扱い方」は、契約期間が終わっても一生あなたのの中に残ります。
これが「資産」です。
一時的に痩せるための薬代にお金を払うのか、一生太らない体を作るための知識と経験にお金を払うのか。
どちらが賢い投資かは、もう明白ですよね。
最後に
楽して痩せたい気持ちは痛いほど分かります。
でも、楽して手に入れたものは、すぐに手からこぼれ落ちてしまいます。
筋肉は裏切りません。
正しい食事は、あなたの肌や髪、そして心を美しく整えてくれます。
薬の副作用に怯えながら、トイレにこもって体重が減るのを待つ日々とはサヨナラしましょう。
その代わりに、トレーナーと一緒に汗を流し、美味しいお米を食べ、
鏡を見るのが毎日楽しくなるような、健康的でメリハリのある体を目指しませんか?
「自分の体は、自分でデザインする」。
そのための最高のパートナーであるパーソナルトレーナーを見つけ、脂質制限という武器を持って、人生最後のダイエットを始めましょう!!


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